Willとbe Going Toの違いは?予定・予測・その場の決断を例文で徹底解説
英語の未来表現を学ぶとき、多くの人が迷うのが「will」と「be going to」の使い分けです。どちらも日本語では「〜するつもり」「〜するだろう」「〜する予定」と訳せるため、文法問題では正解できても、実際の英会話になるとどちらを選べばよいのか判断しにくいことがあります。
見分けるポイントは、話し手がその場で決めたことなのか、それとも以前から考えていた予定なのか、あるいは目の前の状況を根拠にした予測なのかという点です。2026年時点でも、英語の未来表現を理解するうえで、この区別は基本になります。Cambridge Dictionaryの英文法解説やBritish CouncilのLearnEnglishでも、willとbe going toは、決断・意図・予測などの意味に応じて使い分ける形として説明されています。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:willは、その場で決めたこと、申し出、約束、話し手の判断に基づく予測などに使う。
- 要点2:be going toは、以前からの予定・意図や、現在の状況を根拠にした予測に使う。
- 要点3:willとbe going toは完全に使い分けが固定されているわけではない。決めた時点と予測の根拠に注目すると判断しやすい。
【基本の違い】willとbe going toは「決めた時点」と「予測の根拠」で見分ける
willとbe going toの違いを理解するには、まず代表的な使い方を押さえましょう。学校英語では「willはその場で決めたこと」「be going toは前から決めていた予定」と説明されることが多く、この整理は初学者にとって有効です。
ただし、実際の英語ではwillも未来の予測を表し、be going toも予測を表します。単純に「willは未来」「be going toは予定」と分けるのではなく、話し手がどのような気持ちや根拠で発言しているのかを考えることが大切です。
willの例文:
I’m thirsty. I’ll get some water.
「喉が渇いた。水を取ってくるよ」
この文では、喉が渇いたことをきっかけに、話し手が今、水を取りに行くと決めています。その場で生まれた決断なので、willが自然です。
be going toの例文:
I’m going to study English tonight.
「今夜は英語を勉強するつもりです」
こちらは、今夜の行動について以前から意図や計画があることを示す表現です。すでに勉強するつもりだったことを伝えるなら、be going toが適しています。
もう一つ、予測の違いも見てみましょう。
I think it will rain tomorrow.
「明日は雨が降ると思います」
話し手の考えや見通しを伝える表現です。一方、空を見上げて黒い雲が広がっているなら、次のように言えます。
Look at those clouds. It’s going to rain.
「あの雲を見て。雨が降りそうです」
後者では、目の前の雲という具体的な状況が予測の根拠になっています。こうした違いを意識すると、未来形の違いを単なる暗記ではなく、会話の意味から理解できます。

【比較表】willとbe going toの使い分けを例文で整理
それぞれの特徴を比較すると、判断基準が明確になります。次の表は、英会話や英語の試験で迷いやすい場面を中心にまとめたものです。
| 使う場面 | willの例文 | be going toの例文 | 使い分けのポイント |
|---|---|---|---|
| その場で決めたこと | I’ll call him now. | 状況によっては使えるが、即時の決断ならwillが自然 | 今、決めた行動ならwill |
| 以前からの予定・意図 | I’ll study tonight. | I’m going to study tonight. | 事前に決めた意図を伝えるならbe going toが基本 |
| 話し手の予測・見通し | I think it will snow. | I think it’s going to snow. | どちらも可能。根拠や話し手の見方によって選ぶ |
| 目の前の状況に基づく予測 | It will fall.(文脈によって可能) | It’s going to fall. | 今見えている状況から結果を予測するならbe going toが自然 |
| 申し出・手助け | I’ll help you. | I'm going to help you.(以前からの意図を表す) | 今、申し出るならwillが自然 |
| 約束 | I’ll never forget you. | I’m going to remember this.(意図を表す場合) | 約束や強い意志の表明ではwillがよく使われる |
表からわかるように、willとbe going toは、すべての場面で一方だけが正解になるわけではありません。同じ未来の出来事でも、話し手が何を強調したいかによって自然な表現が変わります。
例えば、今夜の勉強について「I’ll study tonight.」と言うことも可能です。ただし、その場で決めたという流れがある場合と、前から決めていた計画を説明する場合とでは、伝わるニュアンスが異なります。
また、具体的な日時や場所まで決まった予定では、現在進行形を使うこともあります。「I’m meeting Ken at six.」は「6時にケンと会う予定です」という意味です。未来の話だからといって、必ずwillかbe going toを使う必要はありません。
【willの使い方】その場の決断・意志・約束・予測を表す
willは、未来の出来事について話すときに幅広く使われます。特に覚えておきたいのは、その場で決めた行動、申し出、約束、話し手の予測という4つの用法です。
1. その場で決めたこと
The phone is ringing. I’ll answer it.
「電話が鳴っている。私が出るよ」
電話が鳴ったことを受けて、今、電話に出ると決めています。こうした即時の決断は、willの代表的な使い方です。
2. 申し出や手助け
I’ll carry your bag.
「あなたのバッグを持つよ」
相手の状況を見て、その場で手助けを申し出ています。「I’ll help you.(手伝うよ)」も同じ考え方です。
3. 約束や意志
I’ll call you tomorrow.
「明日、電話するね」
相手に対して行動を約束する場面で使えます。また、「I will do my best.(最善を尽くします)」のように、自分の意志を強く示す場合にもwillが使われます。
この用法は「willの意志未来」と呼ばれることがあります。単に未来の予定を説明するのではなく、話し手の意志や約束を伝える点が特徴です。
4. 話し手の考えに基づく予測
I think she will win the game.
「彼女は試合に勝つと思います」
自分の考えや見通しを述べる場合にもwillを使います。「I think」「I’m sure」「I expect」などの表現と組み合わせると、予測や確信を伝えやすくなります。
ただし、willを使ったからといって、必ずしも強い確信があるとは限りません。確信の度合いは、文脈や「I think」「maybe」などの言葉によって変わります。
willの基本形
willは主語がI、you、he、she、it、we、theyのどれであっても形が変わりません。後ろには動詞の原形を置きます。
I will go.(私は行きます)
She will go.(彼女は行きます)
He will be busy.(彼は忙しくなるでしょう)
「will goes」「will to go」のように、willの後ろの動詞を変化させたり、toを付けたりしない点に注意しましょう。

【be going toの使い方】前からの予定と根拠のある予測がポイント
be going toは、以前から考えていた予定や意図を表すとき、そして現在の状況から未来の結果を予測するときに使われます。willとの違いを理解するには、この2つの用法を押さえることが重要です。
1. 以前から決めていた予定・意図
I’m going to visit Kyoto next month.
「来月、京都を訪れる予定です」
旅行するという意図がすでにあり、その計画について話しています。旅行の予約を済ませていなくても、本人が以前からそうするつもりならbe going toを使えます。
もう一つ例を見てみましょう。
We’re going to buy a new car.
「私たちは新しい車を買うつもりです」
購入するという意図を伝える表現です。ただし、必ずしも購入日や契約内容まで決まっているとは限りません。「予定がある」と「細部まで確定している」は、分けて考えましょう。
2. 現在の状況に基づく予測
Look at that boy! He’s going to fall.
「あの男の子を見て。転びそうだよ」
男の子の姿勢や動きなど、今見えている状況を根拠に、転ぶという結果を予測しています。
It’s very cloudy. It’s going to rain.
「とても曇っている。雨が降りそうです」
こちらも、空の様子という具体的な根拠から予測しています。ただし、be going toが使われる予測は、目で見えるものに限りません。すでにわかっている状況や事実を踏まえた予測にも使えます。
be going toの基本形
be going toでは、主語に合わせてbe動詞を変化させ、その後ろにgoing toと動詞の原形を続けます。
I am going to study.(私は勉強するつもりです)
You are going to study.(あなたは勉強するつもりです)
He is going to study.(彼は勉強するつもりです)
主語がIならam、youやwe、theyならare、heやshe、itならisを使います。willと違い、be動詞の形を主語に合わせる必要がある点も重要です。
なお、be going toの後ろには動詞の原形が来ます。「I am going to studying.」ではなく、「I am going to study.」が正しい形です。
【疑問文・否定文】willとbe going toの文法ルールを比較
肯定文の意味を理解したら、疑問文と否定文も覚えておきましょう。会話では、予定を尋ねたり、未来の行動を否定したりする場面が頻繁にあります。
willの否定文
willの否定文は、willの後ろにnotを置きます。短縮形はwon’tです。
I will not go to the party.
「私はそのパーティーには行きません」
I won’t go to the party.
「私はそのパーティーには行きません」
意味は基本的に同じで、会話ではwon’tがよく使われます。
willの疑問文
疑問文では、willを主語の前に移動させます。
Will you come tomorrow?
「明日、来ますか」
What will you do tomorrow?
「明日は何をしますか」
疑問詞がある場合は、「疑問詞+will+主語+動詞の原形」という語順が基本です。
be going toの否定文
be going toの否定文では、be動詞の後ろにnotを置きます。
I am not going to buy a car.
「私は車を買うつもりはありません」
She isn’t going to come.
「彼女は来るつもりはありません」
be動詞とnotの短縮形には、isn’tやaren’tなどがあります。I am notは通常、I’m notと短縮します。
be going toの疑問文
be動詞を主語の前に移動させます。
Are you going to study tonight?
「今夜は勉強する予定ですか」
Is he going to join us?
「彼は私たちに加わる予定ですか」
疑問詞を使う場合は、次のようになります。
What are you going to do this weekend?
「今週末は何をする予定ですか」
予定を尋ねる会話では、非常によく使われる表現です。
否定文・疑問文の形を一覧で覚える
- willの否定文:主語+will not+動詞の原形
- willの疑問文:Will+主語+動詞の原形?
- be going toの否定文:主語+be動詞+not+going to+動詞の原形
- be going toの疑問文:Be動詞+主語+going to+動詞の原形?
特に注意したいのは、be going toの疑問文で、be動詞を主語の前に移動させることです。「Do you going to study?」ではなく、「Are you going to study?」が正しい形です。
【見分け方のコツと練習問題】会話で迷ったときの判断基準
実際の会話では、文法の説明を思い出しながら瞬時に表現を選ぶ必要があります。そんなときは、次の順番で考えると判断しやすくなります。
判断ポイント1:今、その場で決めたことか
相手の発言や目の前の出来事をきっかけに、新しい決断をしたならwillを優先します。
A: I’m hungry.(お腹が空いた)
B: I’ll make you a sandwich.(サンドイッチを作ってあげるよ)
Bは、その場でサンドイッチを作ると決めているため、willが自然です。
判断ポイント2:前から考えていた予定か
すでに意図していたことや計画していた行動なら、be going toを使うのが基本です。
I’m going to start exercising next week.
「来週から運動を始めるつもりです」
以前から運動を始めようと考えていたことを伝えています。
判断ポイント3:予測の根拠は何か
自分の考えや見通しを伝えるならwill、現在の状況や既存の事実から結果を予測するならbe going toが自然になりやすい傾向があります。ただし、予測では両方を使える場面も少なくありません。
I think our team will win.
「私たちのチームが勝つと思います」
Our team is playing really well. We’re going to win.
「私たちのチームはとてもいいプレーをしている。勝ちそうだ」
どちらも勝利を予測していますが、後者は現在のプレー状況を根拠にしていることが伝わります。
判断ポイント4:確定した予定なら別の未来表現も考える
予定を話すときは、be going toだけでなく現在進行形や現在形を使うこともあります。
I’m meeting Lisa at seven.
「7時にリサと会う予定です」
The train leaves at nine.
「その列車は9時に出発します」
前者は人との約束など、具体的な手配がある予定に適しています。後者は時刻表などで決まっているスケジュールを表します。未来の表現はwillとbe going toの二択ではない、という点も押さえておきましょう。
willとbe going toの練習問題
次の空欄に入る、より自然な表現を考えてみてください。基本的には、文脈で強調されている意味を手掛かりに選びます。
第1問: The phone is ringing. I( )answer it.
電話が鳴っています。私が出ます。
第2問: I have already decided. I( )study abroad next year.
もう決めました。来年、留学するつもりです。
第3問: Look at those dark clouds! It( )rain.
あの黒い雲を見て。雨が降りそうです。
第4問: I think you( )like this movie.
あなたはこの映画を気に入ると思います。
第5問: ( )you going to join the club?
そのクラブに入る予定ですか。
解答と解説
- 第1問:will — 電話が鳴ったことをきっかけに、その場で電話に出ると決めているためです。「I’ll answer it.」となります。
- 第2問:am going to — すでに決断しているという文脈なので、以前からの意図を表すbe going toが適しています。「I am going to study abroad next year.」となります。
- 第3問:is going to — 黒い雲という現在の状況を根拠にした予測です。「It is going to rain.」となります。
- 第4問:will — 「I think」が示す話し手の考えや予測を表しています。「I think you will like this movie.」となります。ただし、文脈によってはbe going toも使えます。
- 第5問:Are — be going toの疑問文なので、be動詞のAreを主語youの前に置きます。「Are you going to join the club?」となります。
5問のうち、特に第2問と第4問は、意味だけでなく文脈を考える練習になります。英語では、同じ未来の出来事でも、話し手がどのように捉えているかによって表現が変わるためです。
【プロの結論】willとbe going toを使い分けるための本質
willとbe going toを使い分けるうえで、最も避けたいのは「willはその場の決断、be going toは予定」とだけ暗記して、すべての英文に機械的に当てはめることです。このルールは基本を身につけるのに役立ちますが、実際の英語には予測、意志、申し出、約束など、複数の意味が関係します。
例えば、「I’ll visit my parents tomorrow.」は、文脈によっては明日の予定を伝える文として自然に使えます。一方、「I’m going to visit my parents tomorrow.」なら、以前からの意図を伝えるニュアンスが出やすくなります。willだから予定ではない、というわけではありません。
また、未来の予測では、willとbe going toのどちらも使えることがあります。「It will rain.」は雨が降るという予測を表し、「It’s going to rain.」も同様に使えます。ただし、後者は現在の状況や既存の根拠から、そうなりそうだと判断しているニュアンスが出やすい表現です。
このような使い分けは、Cambridge Dictionaryの英文法解説やBritish Councilの未来表現の教材でも説明されている基本的な考え方と一致します。未来を表す形式は一つではなく、話し手の意図や場面に合わせて選ばれます。
英会話で迷ったときは、次の3点を確認してください。
- 今、決めたことや申し出ならwillを選ぶ。
- 以前からの予定・意図ならbe going toを選ぶ。
- 予測なら、話し手の見通しなのか、現在の状況に基づく判断なのかを考える。
さらに、予定が具体的な約束として確定しているなら現在進行形、時刻表などで決まっている出来事なら現在形が自然な場合もあります。未来表現を使い分ける力は、willとbe going toの違いだけでなく、英語の時間表現全体を理解することにつながります。
【willとbe going toの違い】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:willとbe going toは、どちらも「〜するつもり」と訳してよいですか?
A1:どちらも文脈によって「〜するつもり」と訳せます。ただし、willはその場の決断や意志、申し出、予測などに使われ、be going toは以前からの意図や根拠のある予測を表す傾向があります。日本語訳だけでなく、話し手の状況も確認しましょう。
Q2:willとbe going toは、未来の予測でどちらを使ってもよいですか?
A2:どちらも予測に使えます。話し手の考えや見通しを伝える場合はwillが自然になりやすく、現在の状況や既存の根拠から結果を予測する場合はbe going toが自然になりやすい傾向があります。ただし、実際には両方が使える文脈もあります。
Q3:willとbe going toの否定文・疑問文は、どう作りますか?
A3:willの否定文は「主語+will not+動詞の原形」、疑問文は「Will+主語+動詞の原形?」です。be going toの否定文は「主語+be動詞+not+going to+動詞の原形」、疑問文は「Be動詞+主語+going to+動詞の原形?」となります。
Q4:前から決めていた予定には、必ずbe going toを使いますか?
A4:必ずではありません。前からの意図を伝えるならbe going toが基本ですが、予定を事実として伝えるときはwillも使えます。具体的な約束や手配がある場合には現在進行形も自然です。文脈や何を強調したいかによって選びます。
Q5:英語の未来形はwillだけですか?
A5:いいえ。英語ではwill以外にも、be going to、現在進行形、現在形などを使って未来を表現します。予定、確定したスケジュール、予測、意図など、伝えたい内容に応じて適切な形を選びます。
まとめ:未来表現は「決断・予定・予測」の3つで判断する
willとbe going toの違いは、単語の日本語訳を覚えるだけでは十分に理解できません。その場で決めた行動や申し出、約束、話し手の見通しにはwill、以前からの予定や意図、現在の状況を根拠にした予測にはbe going toがよく使われます。
ただし、この使い分けは絶対的な規則ではありません。予定についてwillを使うことも、予測について両方の表現を使うこともあります。大切なのは、話し手がいつ決めたのか、何を根拠に予測しているのか、どのような気持ちを伝えたいのかを考えることです。
まずは「I’ll help you.」「I’m going to study tonight.」「It’s going to rain.」のような基本例文を声に出して練習し、疑問文・否定文にも応用してみてください。文脈と一緒に表現を覚えることで、英語の未来表現を会話の中でも自然に使い分けられるようになります。 (出典: willとbe going toの違い(Yahoo!ニュース))